働き方が自由に選べる昨今、組織の中で経験を積み、独立してフリーランスのエンジニアを目指す人が多くなりました。しかし、独立したすべてのエンジニアが成功しているわけではありません。少なくとも次の2つの心得を意識すれば、フリーランスとして成功に近づきます。
1つめは「お金に対する知識を深める」ことです。フリーランスになり収入が増えたからと散財し税金が払えなくなった、というケースもあります。収入が不安定なので注意が必要です。売上、経費、最終的な利益を把握するようにしましょう。税金や確定申告、節税に関しても知識を深め、どんなものが経費になるかを見極め、レシートや領収書をファイリングしておくことが大切です。
2つめは「しっかり自己管理する」ことです。案件の獲得、メールチェックや請求書の作成等雑務、スケジュール管理などすべて自分で行わなければなりません。時間を管理することが成功のポイントになります。時間にルーズな人は、小中学生の頃を思い出し、時間割を作成しましょう。
たとえばクライアント、案件ごとにカラーで分け、休憩時間は分単位で細かく決めます。雑務にかかる時間も記入します。1カ月のスケジュールとは別に、毎週、時間割を作成すればスケジュール管理が容易になります。
仕事をルーティン化するのもよいでしょう。午前中は雑務、午後はプログラミングのように1日のルーティンを作ると管理しやすくなります。なお、自己管理には体調管理も含まれます。体調を崩したら収入に影響するので、適度に運動し、食生活にも注意することが大切です。
上記のほかにも、フリーランスとして成功するには独立後の仕事のリスクと回避する方法も認知しておく必要があり、万が一に備えて心と物理的な準備をしておくことをおすすめします。